インターネット上で情報発信をした際、そこから起きる反応は大きく2つにわけられます。
1つは、問い合わせフォームやメール、コメント欄などで読み手が直接書き手にフィードバックするケース。
もう1つは、読み手が別の読み手にその内容をシェアするケースです。
これらの反応のうち後者の反応は、従来、会話やメールの中で何気なく行われているに過ぎなかったのですが、twitterやfacebookなどソーシャルメディアの普及によって、サイト側から積極的に引き起こすことが可能になってきました。
ソーシャルメディアを利用してよりオープンで広がりのあるコミュニケーションを実現する機能に、ソーシャルコメントがありますが、実際に利用するとなるといくつか候補があるので、それぞれのメリット・デメリットも合わせてご紹介していきます。
Facebookが公式で提供している、Facebook内部と連動するコメント機能です。
このコメントBOXからコメントすると、その内容が同時にそのユーザーのFacebookウォールにも投稿されます。(Facebookには投稿しないようにすることもできます)
Facebook内でそのコメントに別のユーザーが反応した場合、その内容もこちらに表示されることになります。
メリットは読み手のFacebookのつながりにアプローチできることですが、Facebookのアカウントを持っていない人、もしくは公開したくない人がコメントできないというデメリットにもつながります。
下に埋めてあるのがそれです。
上記Facebookのものと同じ考え方をTwitterで実現することもできます。
ただし、例えばあるコメントツイートに別の人が絡んだ時に、そのツイートに元のURLが含まれていないと、追跡することができません。
こちらは上記2つとは違い、ソーシャルコメントに特化したサービスです。
日本ではあまり使われていませんが、英語圏ではよく見かけます。
読み手に、Facebook、twitter、Google、Yahoo、DISQUSなどのどこからコメントするかを選んでもらうことができます。
また、その読み手が他のサイトで書いたコメントなどもチェックできるようになるため、コメントする人を軸にして色んなサイトがつながるのも面白い点です。
複数サービスと繋げられるので上記2つよりいいように思えますが、上2つが公式のものであるのに比べ、こちらは別の会社が提供しているサービスなので、いざコメントしようとした時に各サービスにつなぐワンクッションが入ります。
このサービス自体がメジャーになれば別ですが、現状日本では心理的障壁が少し高いかもしれません。
下記がそのコメント欄です。(記事の終わりっぽい見た目ですが、まだ続きます)
以上、メジャーなソーシャルコメントの事例を3つ見てきましたが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、場合によって使い分けが必要かと思います。
現状での使い分けの参考例としては、
・Facebookコメントウィジェット
相互のやりとりを密にしたいサイト、親密なファンのいるサイト、実際の人間関係とも関連するサービス
・Twitterウィジェット
ニュース系サイトなど、広く伝播させたい情報を扱うサイト
・DISQUS
読み手がインターネットに詳しいサイト、コメントが大量につくサイト、コメント内容がセンシティブなサイト
という目安があるかと思いますが、ケースバイケースですので、実際に試して効果を見ながら必要であれば切り替える、ということが必要かもしれません。
弊社提供の多機能CMS「GNOIBOX」では、上記全てのソーシャルコメント機能をお試しいただくことができます。
ご興味のある方、読んでもよくわからなかった方はFacebookコメントなどからお問い合わせください!